IT化が進む現代において、プログラミングへの注目度は年々高まってきています。
将来、プログラミング関連の仕事に就きたいと思っているものの、具体的な仕事内容を知らない方もいるでしょう。
この記事では、プログラミングに関する知識を活かせる仕事について、職種ごとに特徴を紹介していきます。
プログラミング関連の仕事を選ぶメリットや、学習方法も合わせて解説しますので、将来の仕事を考えるにあたって、ぜひ参考にしてみてください。
目次
プログラミング関連の知識を活かせる仕事11選
プログラミング関連の知識を活かせる仕事は、数多く存在します。
現在、様々な業界や分野にITが導入されているため、自分の興味に合わせて仕事を選びやすいことが魅力です。
以下、プログラミング関連の知識を活かせる代表的な仕事を11種集めました。
- Webプログラマ
- アプリケーションプログラマ
- ゲームプログラマ
- パッケージソフト系プログラマ
- 組み込み制御系プログラマ
- 汎用系プログラマ
- 通信系プログラマ
- システムエンジニア
- インフラエンジニア
- セールスエンジニア
- データサイエンティスト
それぞれ詳しく紹介しますので、ぜひ興味が持てそうな職種を探してみてください。
Webプログラマ
Webプログラマは、Webサイトのプログラミングを担当する仕事です。
企業のホームページやインターネットでのショッピングサイトなどを作っていきます。
Webプログラマになるにあたって、プログラミング言語の知識が必要になりますが、使用する言語は、作成するサイトの種類などによって異なります。
アプリケーションプログラマ
アプリケーションプログラマは、スマートフォンやタブレット、パソコン向けのアプリケーションを開発する仕事です。
アプリケーションと聞くと、ゲームをイメージする方もいるかもしれません。
しかし実際には、ゲームだけではなく、ビジネス系やショッピングサイトなど様々なものを開発します。
また、アプリケーションプログラマの仕事はプログラミングをおこなうだけではありません。
作成中のアプリケーションに対してテストを実施したり、ユーザーの声をもと改良したりすることも業務に含まれます。
ゲームプログラマ
ゲームプログラマは、仕様を基にゲームを動かすためのプログラムを組む仕事です。
身近にあるスマートフォンやパソコンのゲームはもちろん、アーケードゲームや家庭用ゲーム機もプログラムをもとに動いています。
ゲームが好きで、開発に携わりたい方におすすめの仕事です。
また、ゲームプログラマはゲームの制作をおこなうほか、細かなバグが発生しないようにすることも大切です。正常な動作ができるよう、デバッグをおこなうことも重要な役割と考えられます。
パッケージソフト系プログラマ
パッケージソフト系プログラマは、パソコンにインストールして使うソフトの開発をおこないます。
パッケージソフトは、個人向けのものから企業向けのものまで様々あります。
パッケージソフト系プログラマは、会計ソフトやセキュリティソフトのほか、企業向けの経理ソフトや給与管理ソフトなども作成します。
社内業務のシステム化の基盤を作るという点で、やりがいを感じられるでしょう。
組み込み制御系プログラマ
組み込み制御系プログラマは、家電用品や電子機器に搭載しているプログラムを開発します。
ほかのプログラマの仕事との大きな違いとして、機器などのハードウェアにも触れながら開発する点が特徴です。
製品が目に見える形となって世に出ていくことが、組み込み制御系プログラマで実感できるやりがいでしょう。
物作りが好きで、形がある物を作りたいという方におすすめの仕事です。
汎用系プログラマ
汎用系プログラマは、膨大なデータを安全に処理するための大型コンピュータのシステム開発をする仕事です。
汎用系プログラマが作るシステムは、大企業や政府機関が使うものです。
大規模な仕事で社会貢献したいと思う方に向いています。
通信系プログラマ
通信系プログラマは、ネットワーク関連に特化したプログラムを書く仕事です。
前提として、コンピュータがネットワークに接続するには、ルーターやモデムなどの通信機器が必要になります。
通信系プログラマは、このような通信システムのほか、通話システムなどのプログラミング開発をおこないます。
また、近年はクラウドサービスが発展してきており、通信系の知識がある方への需要が増えているため、通信系プログラマの仕事は、ニーズが高い分野と考えられるでしょう。
システムエンジニア
システムエンジニアは、顧客の要求を基にシステムの要件を決めたり、全体の工程管理をしたりする仕事です。
システムエンジニアは、システム作りの設計図を書く役割を担っています。
システムエンジニアが考えた仕様を踏まえて、プログラマがコードを書いていくという流れで仕事が進みます。
また、なかには、プログラマからキャリアアップしてシステムエンジニアを目指す方も多いといわれています。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、企業内のサーバー管理のように、ITインフラを整える仕事です。
IT機器を使うための基盤を整えることが役割で、サーバーやネットワークなどに携わる縁の下の力持ち的な仕事です。
また、現場に足を運ぶことが多い点が、他のプログラミング系の仕事との違いといえます。
セールスエンジニア
営業現場でプログラミングの知識を生かして活躍する仕事もあります。
セールスエンジニアは、自社の商品やサービスを技術的側面から伝え、営業していく仕事です。
難しいプログラミングの知識をわかりやすく噛み砕く必要があるため、プログラミング関連の知識とともに、話術も求められます。
データサイエンティスト
データサイエンティストは、蓄積されたビックデータを活用して分析し、ビジネスの課題を解決する仕事です。
顧客の購買データから広告の戦略を立てたり、売上の予測を立てたりすることが主な役割とされます。
近年、データの収集は容易になったものの、いまだ活用方法に困っている企業は多く、需要が高まっています。
データサイエンティストは、データを解析したり加工したりするときにプログラミング関連のスキルが必要です。
プログラミングを使った仕事の年収は?
プログラミングを使った仕事の年収は、他の職種と比べ、比較的高い方であるといえます。
厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によれば、プログラマの平均年収は約511万円とされています。システムエンジニアの平均年収は約560万円です。
あくまでも、上記の平均年収は目安であり、スキルや働き方次第で年収は異なります。
プログラミング関連の仕事に就くメリット
プログラミング関係の仕事に就くメリットは年収の高さだけではありません。ここでは3つのメリットを紹介します。
- 働き方の自由度が高い
- 需要が高く仕事が探しやすい
- キャリアアップしやすい
働き方の自由度が高い
プログラミング関係の仕事は、会社勤めのほか、フリーランスとして独立する方も多いです。
そのため、組織で働きたい方と個人で独立したい方、どちらのニーズにも合うでしょう。
またフリーランスの場合、常駐でない案件であれば、好きな時間に好きな場所で働くことも可能です。このように、働き方の自由度が高い点は大きなメリットです。
需要が高く仕事が探しやすい
IT人材は、現在、国内で不足している状況です。さらに、人口全体が減少していくということもあり、今後も不足度合いが進んでいくと考えられています。
経済産業省の調査によると、このままIT需要が伸びた場合は、IT人材の需要ギャップが拡大し、2030年には最大で78.7万人のIT人材が不足すると予測されています。
このようにIT人材は不足している状態であるため、仕事が探しやすい点がメリットです。
また、IT業界だけでなく、ほかの分野にもプログラミングの知識は活かせるため、あらゆる仕事に就ける可能性があります。
キャリアアップしやすい
IT業界は慢性的な人手不足という現状もあり、実力があればキャリアアップしやすい点がメリットとして考えられます。
また、プログラミングのスキルが十分にあれば転職もしやすいため、理想のキャリアに向けて行動できるでしょう。
プログラミング関連の仕事に必要なスキル
以下、将来的にプログラミング関連の仕事を目指すにあたって、必要なスキルになります。
- プログラミングの基礎知識
- 情報収集スキル
- ロジカルシンキング
- コミュニケーション能力
以下でそれぞれ詳しく紹介します。
プログラミングの基礎知識
プログラミング関連の仕事に就くには、前提として、プログラミングの基礎知識をつけることが大切です。
作りたいものや働きたい業界によって使用する言語が異なるため、時流や需要に合わせた言語を学ぶ必要があります。
まずは一つ言語を決めて、学んでいくと良いでしょう。なお、プログラミング言語別の特徴は、「プログラミングとは?意味や基礎知識を分かりやすく説明!」で紹介しています。詳しくはこちらの記事をご確認ください。
情報収集スキル
プログラミング関連の仕事につくには、情報収集のスキルも求められます。
プログラマをはじめとするIT関係の仕事では、学習の過程だけでなく、プログラミングを実践しているときも常に情報を調べ続ける必要があります。
プログラミングに関わる仕事をしている方でも、必要なコードが全て頭に入っているというわけではありません。
実際の開発の場面では、どのように機能を実装するか調べたうえで、コードを実行することも多くあります。
そのため、普段からネット検索をしている、調べることが日常化しているなど、情報収集のスキルがある方には向いているといえるでしょう。
また、プログラミング学習をする際に、わからないところはまず自力で調べる癖をつけることで、徐々に情報収集スキルは身につくと考えられます。
ロジカルシンキング
プログラミングでは、「どのように条件を分岐させたらいいか?」など、論理的に考える力が求められます。
曖昧な状態でプログラムは動かないため、明確に動かすための条件を書かなくてはならず、ロジカルシンキングができると有利です。
論理的に漏れなく被りなく考えられる能力が高いほど、適性があるといえます。
コミュニケーション能力
プログラミングは1人でPC画面にコードを入力していくので、人と話さなくて良いと思われやすいですが、実際には相手の要望を把握したうえで開発を進めていくため、コミュニケーション能力が求められます。
また、曖昧な要望を具体的に落とし込むには、しっかりと相手の話を聞く能力が求められます。こちらが提案する仕様について明確に伝える能力も重要です。
開発自体もチームでおこなう事が多いので、客先に出ない職種であってもコミュニケーション能力は必須といえるでしょう。
未経験からプログラミングの仕事に就くまでのステップ
未経験からプログラミングの仕事につく場合、一般的に以下のステップを踏みます。
- ①プログラミングスキルを習得
- ②求人情報を探して就職
- ③スキルに合わせて転職してキャリアアップ
まず、目指す業界に合わせたプログラミングスキルを習得しましょう。
PythonやJavaScriptなど、開発するものによって選ぶべきプログラミング言語は異なるため、就職したい分野でよく使われている言語から学ぶことがおすすめです。
次に、プログラミングスキルがある程度身に付いたら、実際に求人情報を探します。最近は「クラウドソーシングサービス」という、個人で仕事の受発注ができるサイトもあるので、こちらを活用しても良いでしょう。
スキルが身に付いたら、社内でスキルアップしていくほか、転職してキャリアアップすることも一つの手です。より上流工程に携わる企業を選ぶことで、年収も上がっていくでしょう。
プログラミングの学習方法
プログラミングを学習する方法は様々ありますが、代表的な学習方法は以下3種類です。
- 書籍
- Webサイトのネット検索
- プログラミング教室
それぞれの学習方法にメリットとデメリットがあるため、詳しく紹介します。
書籍
独学でプログラミングを学ぶ方法としてまず挙げられるのが、プログラミングの書籍を使った学習方法です。
自宅にパソコンがあれば、学習用の書籍(教材)を用意するだけで学習を進められます。
書籍で勉強するメリットは、教材を数千円程度で購入できるためコストがあまりかからないことです。初心者向けの書籍はかなりの数が出版されており、好みの書籍を選べます。
しかし、疑問点の解消に時間がかかる点がデメリットです。参考書に載っている内容を理解できなければ、自分で調べなくてはいけません。
疑問を解消できず手詰まりすると、挫折してしまう可能性もあります。
知り合いにプログラミングの経験者がいる場合は、教本を使いながら教えてもらうと、効率良く学習を進められます。
Webサイトのネット検索
Webサイトのインターネット検索も、手軽に学習が始められる方法です。インターネット上には、プログラミング学習に関するサイトがいくつもあります。
無料のWebサイトを利用すれば、教材費をかけずにプログラミングが学べます。有料のWebサイトでも、無料のお試しレッスンを用意している場合も多いです。
しかし、インターネット上には大量の情報が散らばっているため、ある程度の検索能力が必要となります。大量の情報のなかから、必要なものを取捨選択する能力も求められるでしょう。
ただし、実際のプログラミング現場でも、適切なコードをネットで調べることはよくあるため、検索能力を身に付けておいて損はありません。
プログラミング教室
本格的にプログラミング学習を進めたい方には、プログラミング教室の利用がおすすめです。
ほかの学習方法よりも費用の負担は大きくなりやすいですが、カリキュラムに沿って学ぶことで、効率的にスキルが身に付く仕組みが整っています。
プログラミングの知識が少ない初心者には、とくにおすすめの学習方法です。
講師が学習をサポートしてくれるため、もし分からないことがあってもその場で質問できます。
分からないことが多すぎると学習に対するモチベーションが下がってしまうので、すぐに疑問点を解消できる点は大きなメリットです。
さらに、生徒同士でコミュニケーションを取りながら勉強できることも魅力的です。
同じ目標に向かって頑張る仲間の存在は、新しいことを学ぶうえで大きな力となり、挫折しづらい環境で学ぶことができます。
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QUREOプログラミング教室の特徴
- 対象学年:小学生以上(小学2年生以上推奨)
- 学習方法:個別指導
- 学習期間:約2~3年
- 受講形態:通学
- 教室数:2000教室以上
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また、学習が進むにつれプログラミングにおける重要な概念を学ぶことができる設計になっており、論理的に考える力もどんどん鍛えられていきます。
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また、使用する教材にはストーリー性があり、魅力的なキャラクターが登場するなど、ゲーム感覚で楽しみながら学習に励むことができます。
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まとめ
プログラミングに関するスキルを活かせる仕事は幅広く、様々な業界で活躍することができます。
また、プログラミングに関係する仕事は働き方次第では年収を上げていくこともできるため、魅力的です。
将来的にプログラミングスキルを活かして活躍するためにも、早いうちにプログラミングに触れることをおすすめします。
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