プログラミングを気軽に学ぶ方法として、ゲームがあります。プログラミングゲームは無料で学習できる場合も多いため独学でも始めやすく、最初の一歩を踏み出す方法としておすすめです。
この記事では、厳選したプログラミングゲームを15個紹介します。またゲームでプログラミングを学習するメリットや注意点も紹介しますので、ぜひご覧ください。
目次
プログラミングゲームとは
プログラミングゲームは、遊びながらプログラミングの考え方を学べるゲームです。
初心者向けのものから、アプリや作品開発の流れを体験しながらソースコードについて学べるものまで、内容やレベルは多岐に渡ります。ジャンルも複数あるため、経験や興味関心に基づいて選べます。
プログラミングゲームをするメリット
プログラミングゲームをするメリットは以下のとおりです。
論理的思考力が身につく
プログラミングゲームでは論理的思考力が身につきます。プログラミングゲームは、実際にソースコードを書いてプログラムを作るものだけではありません。ブロックをつないで指示を出すなど、子どもでも理解しやすいものもあります。
ソースコードを書かないタイプのプログラミング は小さなお子さんでも始めやすく、プログラミングの基礎となる論理的思考力を養えます。
なお、論理的思考の重要性については以下の記事をご覧ください。
プログラミングを楽しく学べる
ゲームを活用することで、楽しみながらプログラミングを学習・体験できます。いきなりソースコードを並べた学習をすることに抵抗がある方でも、ゲームなら楽しく学べるでしょう。
自宅で学べ、遊びながら続けられることから、独学でも継続しやすい点もメリットです。複数のプログラミング言語をお試しで学びたい方もプログラミングゲームを活用すれば気軽に始められます。
プログラミング以外の能力も向上する
プログラミングゲームで学べるのは、プログラミングに限りません。スマートフォンやパソコン、インターネットの使い方といったITリテラシーをはじめ、ソースコードを書くゲームならタイピング練習もできるなど、広範な力が身につきます。
また、わからないことを自分で調べて理解する過程を通して、学習の楽しさにも気づけるかもしれません。
初心者向けの無料プログラミングゲーム10選
まずは、初心者向けの無料プログラミングゲームを紹介します。なお、ゲームにより完全無料ではなく、機能の一部のみ無料のものもあるため、詳細は公式サイトでご確認ください
Scratch
出典:Scratch
Scratchは、ブロックを組み合わせてプログラムを組むビジュアルプログラミングのゲームです。200カ国以上の国と地域で利用されており、お子さんでも楽しめます。
ゲームやアニメーション、音楽などの作品を制作でき、作れるものの幅が広いのが魅力です。作った作品を公開することもでき、ほかのユーザーが公開した作品を視聴したり、遊んだりして興味を広げられる点もおすすめです。
Scratch:https://scratch.mit.edu/
Scratch(スクラッチ)の詳細は以下の記事でも紹介しています。
Swift Playgrounds
ソースコードを使ってキャラクターを動かしながらSwiftの基本を学べるゲームです。SwiftはAppleが作ったプログラミング言語で、iOSでのアプリ開発をやってみたい人におすすめです。
このゲームはレッスンからスタートし、パズル、コーディングを進めていくことで、初心者から着実にレベルアップできます。
Swift Playgrounds:https://www.apple.com/jp/swift/playgrounds/
Swiftについての詳細は以下の記事をご覧ください。
Viscuit
出典:Viscuit
Viscuitは文字を使わずにビジュアルプログラミングができるゲームです。
メガネという仕組みで指示を出すため、文字を読めない年齢でも学習が始められます。自分が描いたイラストを動かしながらお絵描き感覚でプログラムを作成できるため、絵が好きなお子さんにおすすめです。
Viscuit:https://www.viscuit.com/
コードモンキー
出典:コードモンキー
イスラエル発のプログラミングゲームアプリがコードモンキーです。おサルがバナナを取り戻すパズルゲームで、一部無料で使えます。
レベルや対象学年などがあり、段階的に学習可能です。上級まで学ぶと人工知能や統計処理にも使われるPythonを習得できます。
未就学児から始められるため、早期にプログラミングの基礎を学習させたい方におすすめです。
コードモンキー:https://codemonkey.jp/
Code.org
出典:Code.org
Code.orgはNPO法人が運営している学習サイトで、日本語対応もしています。映画のキャラクターなどを題材としたゲームもあり、取り組みやすいのが特徴です。
英語版も簡単な英語が使われているため、英語学習にも活用できます。アプリやゲーム、Webページなど、作成したいジャンルを選択して学習できる点も特徴です。
Code.org:https://code.org/
グリコード
出典:グリコード
ポッキーをルールに沿って並べるとプログラミングができるゲームです。専用アプリで撮影することで、ポッキーの命令どおりに画面内のキャラクターが動いてくれます。
グリコードは総務省が推進する若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業(平成28年度)に選定されました。論理的思考力や課題解決能力を養いたい方におすすめです。
グリコード:https://cp.glico.com/glicode/
ぷよぷよプログラミング
出典:ぷよぷよプログラミング
パズルゲーム「ぷよぷよ」のソースコードを使って、実際にプログラミングするゲームです。ゲームを動かすソースコードをダウンロードし、書き写すとぷよが落ちてきたり消したりできるようになります。
ゲームを開発したい方の入門としておすすめです。
ぷよぷよプログラミング:https://edu.monaca.io/puyo
Springin’
出典:Springin’
コーディング不要、直感的な操作でゲームや絵本などが作れるスマートフォンアプリです。企業に知ってもらえるチャンスとなるタイアップコンテストがあり、学習だけでなくクリエイター活動を始めたい方にも向いています。
Springin’:https://www.springin.org/
MOONBlock
出典:MOONBlock
パズル感覚でブロックを組み合わせながらゲーム作りができるゲームです。ビジュアルプログラミングのほか、JavaScriptも学べます。
Web上で利用できるためインストール不要ですぐに始められます。また、初期設定やアカウントの登録などが一切ないため、気軽に利用可能です。
MOONBlock:https://moonblock.jp/
SpriteBox Coding
スマートフォンで遊べるアドベンチャーゲームです。パズルを解きながら徐々にSwiftやJava構文が学べます。
世界中で2,000万人以上のユーザーに利用されており、子ども向けのプログラミングゲームとして人気です。
対象年齢は6〜8歳とされています。対応言語が英語のみのため、英語学習にも活用できるでしょう。
SpriteBox Coding:https://spritebox.com/
上級者向けのプログラミングゲーム5選
初心者向けのプログラミングゲームが物足りなくなった方向けに、上級者向けのプログラミングゲームを5つ紹介します。
コードクロニクル
出典:コードクロニクル
RPG感覚でプログラミングが学べるゲームです。9つのプログラミング言語に対応しており、好きな言語でストーリーを進められます。
約400問を収録しており、段階的にレベルアップできるのが魅力です。
コードクロニクル:https://paiza.jp/codechronicle
CodinGame
出典:CodinGame
ブラウザ上でプログラミングからデバッグ・テストまで開発に関する一連の作業を体験できるゲームです。マルチプレイヤーモードがあり、ほかのユーザーと競い合える点が特徴です。
アクション、パズル、レーシングなどのゲームが楽しめます。英語のみ使用でき、日本語に対応していない点は要注意です。
CodinGame:https://www.codingame.com/start/
code.9leap
出典:code.9leap
ゲームエンジン「enchant.js」をベースに開発された本格的な学習サイトです。ゲーム感覚で楽しみながら学べるチュートリアルがあり、スムーズに学習に入れます。
作成したゲームは投稿サイトに投稿でき、プログラミング学習のモチベーション維持がしやすい点もメリットです。
code.9leap:https://code.9leap.net/
novoc studio
出典:novoc studio
人気のプログラミング言語PythonでゲームAI(人工知能)を作りながら学習できるゲームです。
Pythonの基礎知識がある前提で進むため、ほかのゲームで学んでから挑戦すると良いでしょう。コンテストが開催され、全国のプログラマとプログラミングのスキルを競えるので、よりレベルを上げたい方におすすめです。
novoc studio:https://www.novoc.io/
CodeCOMBAT
出典:CodeCOMBAT
RPG形式のステージでPythonやJavaScriptを含む6つのプログラミング言語を習得できます。
最初はキャラが移動する単純な内容から、徐々に敵に攻撃するような複雑な操作をプログラムできるようになり、達成感を味わえます。問題解決型の学習ができるため、課題解決能力も向上するでしょう。
CodeCOMBAT:https://codecombat.com/roblox
ゲームでプログラミングを学習する場合の注意点
手軽に学べるプログラミングゲームにも注意点があります。例えばゲームでプログラミングを学ぶ場合、説明のパートが省略されがちで、高度なスキルは身につきにくいものが多いです。
また、難易度がまちまちなので、内容を確認して対象年齢や理解度などに合わせながらプログラミングゲームを選ぶ必要があります。レベルに合っていない場合、プログラミング学習の意欲が失われる可能性があるため注意しましょう。
さらに、プログラミングゲームによっては途中課金が必要なものもあるため、内容をよく確認する必要があります。利用できるOSやデバイスに制限があるかどうかもあわせて事前にチェックしましょう。
本格的なプログラミング学習なら「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」
プログラミングゲームは、入門的な学習には適していますが実践的かつ本格的な学習をするのは難しい面があります。より本格的なプログラミング学習の必要性が高まった場合は、プログラミングスキルを身につけられる「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」をご検討ください。
「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」は、IT企業サイバーエージェントグループと、学習塾を運営するスプリックスが共同開発した本格的なプログラミング教室です。
「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」で利用する教材は基本的にはマウス操作が中心で、初心者のお子さんでもスムーズに学習が進められます。
教材には本格的な学習カリキュラムが設計されており、2025年の大学入学共通テストから必修となる「情報」も視野にいれた、本格的なプログラミングが身につくように体系だてられています。
全国で実施されている「プログラミング能力検定」にも準拠し、日々の授業が検定対策になるようになっています。
QUREOプログラミング教室の特徴
- 対象学年:小学生以上(小学2年生以上推奨)
- 学習方法:個別指導
- 学習期間:約2~3年
- 受講形態:通学
- 教室数:2,800教室以上
- 開講エリア:全国47都道府県、タイ・マレーシア・シンガポールなど
- カリキュラム:基本の「ビジュアルプログラミングコース」、応用の「テキストプログラミングコース」
【本格的な小学生向けプログラミング教室】
「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」は、IT企業サイバーエージェントグループと、学習塾を運営するスプリックスが共同開発した本格的なプログラミング教室です。
全国2,700教室以上もの教室が開校しており、小学生から本格的なプログラミング学習に取り組めます。大学入学共通テストを見据えた本格的なカリキュラムで実力がつくので、大学進学にも役立つプログラミング教室です。
【ゲーム感覚で楽しみながらプログラミングが学べる】
使用する教材にはストーリー性があり、魅力的なキャラクターが登場するなど、ゲーム感覚で楽しみながら学習に励めます。お子さんが楽しく継続して学べるように、1回の授業で平均して3~4つの作品を作りながらプログラミングの基礎を学びます。机に向かっての勉強に苦手意識があるお子さんでも、無理なくプログラミングの基礎知識を身につけられるでしょう。
また、正しいキーボードタイピングを習得できるタイピングレッスン機能もあります。
【マインクラフトでプログラミングの世界を体験】
最初の3ヶ月は、教育版マインクラフトを使った教材を使用し、プログラミングの導入部分を学習していきます。
マインクラフトの世界の中にあるミッションをクリアしながら学習していくため、お子さまが夢中になって進められます。
マイクラの中でのプログラミングは、日本語のブロックを組み合わせることで出来るため初めてでも簡単!
マインクラフトでの導入部分が終わった後は、さらに本格的なプログラミング学習に挑戦出来るようになっています。
【個別指導で講師のサポート付き】
さらに、それぞれの理解度に合わせた個別指導が受けられる点も魅力です。自宅学習でプログラミングを学ぶと躓いて挫折しがちですが、「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」に通えば、疑問点はその場で講師に質問することができます。
【教室数日本一の小学生向けプログラミング教室】(※1)
全国2,700教室以上の教室が開校しており、東京・大阪・名古屋といった大都市はもちろん47都道府県全てに展開していますので、お近くの教室がきっと見つかります。
【無料体験も実施中!】
QUREO(キュレオ)プログラミング教室では、多くの教室で無料体験を実施(※2)しています。「気になるけど受講しようか迷っている」「授業風景を見てみたい」という方は、無料体験を利用して実際の教室の雰囲気を確かめてはいかがでしょうか。
QUREOプログラミング教室の無料体験の流れについてはこちらをご覧ください
(※1)小学生対象のプログラミング教室事業者(アプリケーションやゲームの開発を主とするソフトウェアプログラミング系およびロボットプログラミング系を含む)において、プログラミング教室掲載数No.1比較サイト「コエテコ(https://coeteco.jp/)」または各社ホームページにて公開されている教室数を当社にて調査した結果(2022年4月時点)
(※2)一部教室では無料体験を実施しておりません
まとめ
プログラミングゲームは、問題を解決したり実際にソースコードを書いたりして遊びながらプログラミングの基礎を学習できるゲームです。
とくに小さなお子さんやプログラミング学習の初心者の方は、ソースコードを書き上げずにプログラムを作れる、ビジュアルプログラミングから始めると理解がしやすくおすすめです。慣れてきたら、デバッグやテストなどプログラミング開発に必要となる一連の作業を体験できる上級者向けプログラミングゲームにも挑戦してみましょう。
なお、プログラミングゲームだけでは高度なスキルを身につけることは難しく、ゲームによっては課金が必要なものもあるため要注意です。
ゲームから本格的なプログラミング学習に興味を持った方は、「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」に通うのもおすすめです。
「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」であれば、お子さんでも楽しくプログラミングを始められます。全国の教室で実施している無料体験は以下の公式ホームページから申し込めるので、ぜひチェックしてみてください。
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