小学校でプログラミング教育が必修化されたり、大学入学共通テストの科目に追加されたりと、プログラミングは多くの方にとって身近な存在になりつつあります。
なかには「プログラミングを学んでメリットってあるの?」と思う方もいるでしょう。
実際、プログラミングのスキルは現代社会で求められており、身につけることで将来の仕事に繋がるなど、たくさんのメリットがあります。
この記事では、プログラミングを学ぶメリットについて詳しく紹介します。学習方法も紹介しますので、プログラミング学習を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
【1分でわかる】そもそもプログラミングって何?
プログラミングとは、コンピューターがおこなう処理を順番に書き出して指示を作ることです。この指示を組み合わせることで、ソフトやアプリを作成できます。
プログラミングでは、必要な知識とスキルを身につけると、以下のようなことができるようになります。
- Webサイト制作:インターネットで閲覧するWebサイトの制作
- アプリ開発:スマートフォンやパソコンで使うアプリケーションの開発
- ゲーム開発:スマートフォン用アプリゲーム、ハード(Switch)のゲームの開発
- AI(人工知能)の開発:人工知能であるAI(人工知能)の開発
- 単純作業の自動化:普段の生活のなかにある単純作業を自動化
プログラミングは、日常生活で多くの方が使用する物を作成することが可能です。
プログラミングを習得する8つのメリット
プログラミング学習は簡単なものではありませんが、プログラミングスキルを身につけることで得られるメリットは数多くあります。
プログラミングを習得するメリットとして挙げられるのは、以下の8つです。
- 仕事の選択肢が広がる
- 時間や場所に縛られず働ける
- 年収アップを目指せる
- 起業や独立の役に立つ
- 論理的思考力や創造力などさまざまなスキルが身につく
- アイデアを自分の手で形にできる
- 社会のIT化に対応できる
- グローバル社会と繋がり、活躍の幅が広がる
ここからは、8つのメリットについてそれぞれ詳しく解説します。
仕事の選択肢が広がる
近年、IT技術の需要が高まっているものの、対応できるIT人材が不足している現状があります。
つまり、IT人材は重宝される存在であり、スキルを身につけていればIT関連の仕事に就きやすくなります。
プログラミングは、IT業界で活躍するための基本的なスキルです。プログラミングを習得すれば、エンジニアやプログラマを始めとした、さまざまなIT業界の仕事に就くことができます。
また、IT人材はシステムやアプリを開発する会社以外にも、多くの分野で求められています。
今では、一般的な会社にも情報システム部門があり、IT人材を雇用していることが多いです。新しい業務システムやアプリケーションが日々開発されているため、これからは、より便利なツールが使われるでしょう。
プログラミングの知識を持っていれば、職場で新しいシステムやツールが導入されても問題なく対応できます。
時間や場所に縛られず働ける
プログラマやエンジニアの仕事は、パソコンやネット環境といった必要なものさえあれば、時間と場所に縛られずに働ける場合があります。
実際に、リモートワークで活躍するIT業界の方は多く、会社以外の自宅などの場所で仕事をしている方も多いです。
ただし、プログラミングの仕事は成果が重視されるため、自分が好きなように働くためにはスキルを高めなければなりません。
理想的な働き方をするためには、より高いレベルのプログラミング学習をおこない、常に自分のスキルを磨き続ける必要があると言えます。
年収アップを目指せる
エンジニアは仕事の成果が重視される傾向が強く、仕事の内容や納品物の品質によって明確な評価がつけられます。
スキルや技術力を高めれば、年収アップに繋がりやすい業界で、なかには年収1,000万円以上を達成しているエンジニアもいます。
年収は会社によっても異なりますが、実力に応じて年収が決まりやすい傾向にあるため、自分の努力次第で収入アップを目指すことができます。
年収をアップさせるためには、実力を身につけて、年収が高い企業に転職したり、独立や海外企業を狙ったりなど、工夫しましょう。
起業や独立の役に立つ
プログラマには、正社員や派遣社員、フリーランスなど、さまざまな働き方があります。
スキルや実績があれば、独立して自分で仕事ができるため、比較的起業や独立がしやすい職業でしょう。
今では、さまざまな企業がシステム開発やアプリ開発をおこなっており、クラウドソーシングサービスにはプログラミング関連の案件が多いです。
既にある人脈を頼る方法以外にも、独立した後に自分で仕事を探しやすい点も、起業しやすい理由と言えます。
ただし、安定した収入を得て、さらに年収を高めるためには、学習を重ねて自分のスキルを伸ばす必要があることを覚えておきましょう。
論理的思考力や創造力などさまざまなスキルが身につく
プログラミングを学ぶことで、さまざまなスキルが身につきます。プログラミングを通じて取得できるスキルの例は以下のとおりです。
- 論理的思考力
- プログラミング的思考
- 問題解決能力
- 想像力・創造力
論理的思考力やプログラミング的思考とは、物事を順序立てて考える力のことです。順序正しくプログラムを構築し、プログラムが中断してしまうエラーが出た場合には、原因を考えて対処する必要があります。
このような過程を通じて論理的な思考を養うことができます。また、エラーへの対処を繰り返すうちに、試行錯誤を繰り返して問題に立ち向かう問題解決能力の向上にも繋がるでしょう。
さらに、どのようなプログラムを作れば理想の動作をできるかイメージすることで、想像力・創造力も自然と伸ばしていけます。
プログラミング学習は、プログラマとして役立つスキルだけでなく、さまざまな仕事に活用できる能力を身につけられるのです。
アイデアを自分の手で形にできる
自分のアイデアを自ら形にできる点も、プログラミングを学ぶメリットです。
自分が考えたアイデアを自分自身で形にすることができれば、他の人に頼らずアプリやWEBサイトを作成することができます。
完成度が高いものを作るためには高度なスキルが求められますが、自分でWebサイトやアプリケーションを構築できれば、起業やフリーランスとして働くことが容易になります。
社会のIT化に対応できる
現在は、日常生活の身近なところにもIT技術が応用されています。
パソコンやスマートフォンだけでなく、タッチ決済やICカードでの支払い、オンライン会議のシステムなどが代表例です。
プログラミングを学習することで、日常生活に関わるコンピューターへの理解が深まります。
今後も社会のIT化は加速していくと予想されているため、IT化に対応する人材はより需要が高まります。
プログラマとして仕事をしない方でも、IT関連の知識はさまざまな場面で活用できるものです。
グローバル社会と繋がり活躍の幅が広がる
コンピューターに指示を伝えるために使用される「プログラミング言語」は、英語と数字と記号で構成されており、日本だけでなく全世界共通で利用されています。
そのため、プログラミングを学ぶことで活躍の場は世界規模に広がり、グローバル社会と繋がりやすくなるでしょう。
近年は、プログラミングスキルを学ぶために海外へ留学する「IT留学」も実施されており、海外でプログラミングを学ぶ機会も増えています。
海外では英語を始めとした外国語を話さなくてはならないため、ITスキルだけでなく英語力を同時に身につけられる点もメリットです。
プログラミング学習における4つの注意点
プログラミングを学ぶメリットは多いですが、いくつかの注意点もあります。プログラミング学習における注意点として挙げられるのは、主に以下の4点です。
- スキルの習得には時間がかかる
- 独学だと挫折しやすい
- 学習するのにお金がかかる
- 長時間パソコンを見ることになる
勉強し始めてから後悔しないためにも、どのような注意点があるのか事前に確認しましょう。
スキルの習得には時間がかかる
活用できるレベルのプログラミングスキルを身につけるには、相当な時間がかかります。
個人差はあるものの、1日や2日学んだからといって、すぐに仕事で活かせるほどのスキルは身につきません。
プログラミングは学ぶことが多く、基礎知識を理解するだけでも大変です。その事実を理解しておけば、実際に学習を始めたあとに「学習期間が長い」と後悔することは避けられるでしょう。
また、作りたいものによって使用するプログラミング言語は異なります。
例えば、Webサイトやスマートフォンアプリなど、異なるものを制作したい場合には、それに対応した複数のプログラミング言語の学習が必要になります。
プログラミングは、学習期間が長いため途中で挫折する方もいます。スキルを身につけるまで、学習を続けられるように、自分に合う学習方法を選びましょう。
独学だと挫折しやすい
独学の場合、学習を始めるのも辞めるのも、自分で自由に決められます。とく特に子どもが学ぶ場合は、困難に当たった時にモチベーションが下がってしまい、そのまま挫折してしまいやすい点に要注意です。
継続できるか不安な場合は、プログラミング教室などに通うのも1つ一つの選択肢と言えます。プログラミング教室では、同じ課題に取り組む仲間がいるほか、分からないことをプロの講師にすぐ質問できる環境が整っていたりします。
モチベーションを維持しやすい環境を作ることで、学習を続けやすくなるでしょう。
学習するのにお金がかかる
プログラミング学習に使用するパソコンを持っていない場合、新しく購入する必要があります。また、インターネット環境が整っていなければ、契約しなくてはなりません。
パソコンを始めとした関連する機器を揃えて、インターネット環境を整備するとなればそれなりの費用がかかるため、経済的な負担は大きいといえるでしょう。
さらに、本格的に学習を進めるためにプログラミング教室に通う場合、入会費や月額費がかかってきます。独学で勉強するにしても、書籍の購入費用が必要です。
必要なものを一度に揃えると経済的な負担が大きくなるため、金銭的に余裕がない方は、揃えるものに優先順位を付つけて、順次購入することをおすすめします。
長時間パソコンを見ることになる
プログラミングを学ぶときは、基本的にパソコンに触れることになります。
本を活用して学習を進める方法もありますが、実践的なスキルを身につけるためにはパソコンを使って手を動かさなければなりません。
長時間パソコンと向き合うことで目が疲れて、視力が低下する可能性があることが懸念点です。座る姿勢が悪い場合、腰や首といった部位が痛くなるケースも考えられます。
しかし、適切な使用環境を整え、見やすいディスプレイとデバイスを選ぶことで、視力低下の問題は軽減できます。
適度に休憩を入れることも効果的であるため、プログラミングを学ぶ際は、長時間続けて画面を見ないように心がけましょう。
プログラミングの学習方法とは?それぞれのメリットを解説
プログラミングを学ぶ方法はさまざまありますが、代表的な学習方法は以下の3種類です。
- 書籍
- Webサイトのネット検索
- プログラミング教室
それぞれの学習方法にメリットとデメリットがあるため、詳しく紹介します。
書籍
独学でプログラミングを学ぶ方法としてまず挙げられるのが、プログラミングの書籍を使った学習方法です。
自宅にパソコンがあれば、学習用の書籍(教材)を用意するだけで学習を進められます。
書籍で勉強するメリットは、教材を数千円程度で購入できるためコストがあまりかからないことです。初心者向けの書籍はかなりの数が出版されており、好みの書籍を選べます。
しかし、疑問点の解消に時間がかかる点がデメリットです。参考書に載っている内容を理解できなければ、自分で調べなくてはいけません。
疑問を解消できず手詰まりすると、挫折してしまう可能性もあります。
知り合いにプログラミングの経験者がいる場合は、教本を使いながら教えてもらうと、効率良く学習を進められます。
Webサイトのネット検索
Webサイトのインターネット検索も、手軽に学習が始められる方法です。インターネット上には、プログラミング学習に関するサイトがいくつもあります。
無料のWebサイトを利用すれば、教材費をかけずにプログラミングが学べます。有料のWebサイトでも、無料のお試しレッスンを用意している場合も多いです。
しかし、インターネット上には大量の情報が散らばっているため、ある程度の検索能力が必要となります。大量の情報のなかから、必要なものを取捨選択する能力も求められるでしょう。
ただし、実際のプログラミング現場でも、ネットで調べてコードを書くことはよくあるため、検索能力を身につけておいて損はありません。
プログラミング教室
本格的にプログラミング学習を進めたい方には、プログラミング教室の利用がおすすめです。
他の学習方法よりも費用の負担は大きくなりやすいですが、カリキュラムに沿って学ぶことで、効率的にスキルが身につく仕組みが整っています。
プログラミングの知識が少ない初心者には、とくにおすすめの学習方法です。
講師が学習をサポートしてくれるため、もしわからないことがあってもその場で質問できます。
わからないことが多すぎると学習に対するモチベーションは下がってしまうため、すぐに疑問点を解消できる点は、大きなメリットです。
さらに、生徒同士でコミュニケーションを取りながら勉強できることも魅力的です。
同じ目標に向かって頑張る仲間の存在は、新しいことを学ぶうえで大きな力となり、挫折しにくい環境で学ぶことができます。
子どものうちからプログラミングを学ぶならQUREO(キュレオ)プログラミング教室がおすすめ!
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「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」は、IT企業サイバーエージェントグループと、学習塾を運営するスプリックスが共同開発した本格的なプログラミング教室です。
「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」で利用する教材は基本的にはマウス操作が中心で、初心者のお子さんでもスムーズに学習が進められます。
教材には本格的な学習カリキュラムが設計されており、2025年の大学入学共通テストから必修となる「情報」も視野にいれた、本格的なプログラミングが身につくように体系だてられています。
全国で実施されている「プログラミング能力検定」にも準拠し、日々の授業が検定対策になるようになっています。
QUREOプログラミング教室の特徴
- 対象学年:小学生以上(小学2年生以上推奨)
- 学習方法:個別指導
- 学習期間:約2~3年
- 受講形態:通学
- 教室数:2,900教室以上
- 開講エリア:全国47都道府県、タイ・マレーシア・シンガポールなど
- カリキュラム:基本の「ビジュアルプログラミングコース」、応用の「テキストプログラミングコース」
【本格的な小学生向けプログラミング教室】
「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」は、IT企業サイバーエージェントグループと、学習塾を運営するスプリックスが共同開発した本格的なプログラミング教室です。
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【マインクラフトでプログラミングの世界を体験】
最初の3ヶ月は、教育版マインクラフトを使った教材を使用し、プログラミングの導入部分を学習していきます。
マインクラフトの世界の中にあるミッションをクリアしながら学習していくため、お子さまが夢中になって進められます。
マイクラの中でのプログラミングは、日本語のブロックを組み合わせることで出来るため初めてでも簡単!
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