スクラッチは、小さなお子さんでも直感的に操作ができるプログラミングツールです。お子さんでも使えると聞くと、具体的にどんなものが作れるのか、制作物の種類は限られるのではないかという疑問もあるでしょう。
スクラッチは工夫次第でゲームをはじめとする、さまざまなものを作ることができます。この記事では、スクラッチで作れるものや制作の方法、メリットや注意点を解説します。
これからスクラッチを使いたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
スクラッチは簡単に使えるプログラミング学習ソフト
スクラッチは、マサチューセッツ工科大学メディアラボが開発したプログラミング言語です。ブロックを組み合わせることで直感的にプログラミングができるのが特徴で、キーボードの操作や文字入力に慣れていないお子さんでも使いやすくなっています。
スクラッチは70以上の言語に対応し、200以上の国と地域で9,000万人以上に利用されています(2022年9月時点)。完全無料で提供されており、誰でもすぐに使い始められる点も魅力でしょう。
スクラッチで作れるもの
スクラッチでは、以下のようなものを作ることができます。
- ゲーム
- アニメーションや物語
- 音楽
スクラッチの公式サイトでは、 一般の方の作品も公開されているので、参考に見てみるのも良いでしょう。
ゲーム
スクラッチでは、キャラクターを動かして遊ぶゲームを作ることができます。キーボードでキャラクターを動かして点数を稼いだり、画面から落ちないように積み重ねたりするなど、作れるゲームの種類も豊富です。
また、ほかの人が制作、公開しているゲームでも遊べるので、興味があるものを探して自分でも作ってみてはいかがでしょうか。
アニメーションや物語
アニメーションや物語もスクラッチで作れます。曲を入れたり、好きな文字を組み込んでキャラクターを喋らせたりすることもできます。自分で作ったお話をアニメ化すれば、より豊かな創造力を育むこともできるでしょう。
音楽
スクラッチでは、楽器を選んで音を加えることもできます。ただ音楽を流すだけでなく、キーを操作して自分で演奏することも可能です。
リズムに合わせてキーボードを押す、いわゆるリズムゲームなども、スクラッチで作ることができます。
スクラッチで簡単なゲームを作る方法
スクラッチを使えば、 ブラウザ上ですぐにゲームを作り始めることができます。なお、スクラッチをパソコン本体にダウンロードすればオフラインでも作成ができるようになります。簡単なゲームを作る方法を見てみましょう。
スクラッチではサインインすると、自分が作った作品を保存したり公開したりできます。公開するとほかの人にもゲームを遊んでもらえるので、ぜひ試してみてください。
ゲームに出る背景やキャラクターを選ぶ
まずは、ゲームの背景や、キャラクターを選んでいきます。スクラッチを起動したら、「コスチューム」というタブを選んでみましょう。ここで、背景画像やキャラクターを設定できます。
スクラッチにはあらかじめ複数の背景、キャラクターが用意されており、自分好みの色に変えられるようになっています。また、自分の好きな絵や背景をアップロードすれば、さらにオリジナリティの高い作品が作れます。
ブロックを選んでゲーム上の動きを決める
次に、キャラクターに動きをつけていきます。選択したコスチュームをクリックした状態で「コード」を選択してみましょう。コードの画面上に出てくるブロックを組み合わせることで、動きや音を自由につけられます。
どの方向に動かすか、どこまで何秒動かすかなど、細かく指示できるのが特徴です。マウスやキーボードの操作に反応させて動作させることもでき、自由に動きを設計できます。
スクラッチでゲームを作るメリット
スクラッチでゲームを作るメリットには、以下のようなものがあげられます。
- 小さいときからプログラミング的思考を身につけられる
- 直感的に操作できる
- 無料でゲームを作れる
小さいときからプログラミング的思考を身につけられる
スクラッチでは、キーボードで文字入力ができなくてもプログラミングを始められます。ブロックを並び替えるだけで動きが変わる様子が確認でき、理想の操作を実現するために試行錯誤できるのが特徴です。
幼児や小学生でも、実際にものを動かしながらプログラミング的思考を身につけられるのはメリットと言えるでしょう。
直感的に操作できる
コードを打ち込むタイプのプログラミングの場合、ただ順番を並び替えるだけではエラーが出てしまいます。その点、スクラッチでは、ブロックを並べるだけで直感的に操作できてとっつきやすいのも魅力でしょう。
ブロックは音や動きといったやりたいこと別に色分けされており、お子さんにもわかりやすい工夫がされています。
無料でゲームを作れる
スクラッチに料金はかからず、完全無料です。初めてゲームを作る場合、続けられるか不安を持ちながら料金を払うのは抵抗がある方もいるでしょう。
その点、お金をかけずにすぐにゲーム作りに挑戦できるのは、メリットと言えます。
スクラッチでゲームを作る際の注意点
スクラッチでゲームを作る際には、知っておきたい注意点もあります。
- パソコンやタブレットが必要
- プログラミング言語は学べない
スクラッチを利用するにはパソコンやタブレットが必要
スクラッチを利用するならば、パソコンやタブレットが必要です。スマートフォンでの操作は想定されておらず、推奨環境ではありません。画面が小さく操作がしにくい点からも、不便を感じることでしょう。
パソコンもタブレットもないご家庭では、まずデバイスを用意しなければいけません。
スクラッチではプログラミング言語は学べない
スクラッチでは、画面にコードを直接書き込むタイプのプログラミング言語は学べません。ブロックの種類が多いとはいえ、コードを書いてプログラムを組むのに比べると、できることには制限が出てきます。
スクラッチに慣れて、さらにさまざまなことを実現したくなったタイミングで、徐々にコードを書くプログラミングも学んでいくのが良いでしょう。
子どものプログラミング学習ならQUREO(キュレオ)プログラミング教室
スクラッチを通してプログラミングに興味を持ったお子さんには、「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」でより本格的なプログラミング学習をはじめてみることをご検討ください。
「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」は、IT企業サイバーエージェントグループと、学習塾を運営するスプリックスが共同開発した本格的なプログラミング教室です。
「QUREOプログラミング教室」で利用する教材は、スクラッチをベースに開発されているため、ブロックでプログラムを組む形式は同じです。スクラッチに慣れているお子さんはスムーズに学習が進められるでしょう。
スクラッチと異なる点は、本格的な学習カリキュラムが設計されている点です。大学入試を視野にいれ本格的なプログラミングが身につくように体系だてられており、「プログラミング能力検定」にも準拠し、日々の授業が検定対策になるようになっています。
これからスクラッチを始めるお子さんだけでなく、スクラッチを楽しんでいるお子さんの次のステップとしても、おすすめです。
QUREOプログラミング教室の特徴
- 対象学年:小学生以上(小学2年生以上推奨)
- 学習方法:個別指導
- 学習期間:約2~3年
- 受講形態:通学
- 教室数:2,700教室以上
- 開講エリア:全国47都道府県、タイ・マレーシア・中国など
【本格的な小学生向けプログラミング教室】
「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」は、IT企業サイバーエージェントグループと、学習塾を運営するスプリックスが共同開発した本格的なプログラミング教室です。
全国2,700教室以上もの教室が開校しており、小学生から本格的なプログラミング学習に取り組めます。大学入学共通テストを見据えた本格的なカリキュラムで実力がつくので、大学進学にも役立つプログラミング教室です。
【ゲーム感覚で楽しみながらプログラミングが学べる】
使用する教材にはストーリー性があり、魅力的なキャラクターが登場するなど、ゲーム感覚で楽しみながら学習に励めます。お子さんが楽しく継続して学べるように、1回の授業で平均して3~4つの作品を作りながらプログラミングの基礎を学びます。机に向かっての勉強に苦手意識があるお子さんでも、無理なくプログラミングの基礎知識を身につけられるでしょう。
また、正しいキーボードタイピングを習得できるタイピングレッスン機能もあります。
【個別指導で講師のサポート付き】
さらに、それぞれの理解度に合わせた個別指導が受けられる点も魅力です。自宅学習でプログラミングを学ぶと躓いて挫折しがちですが、「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」に通えば、疑問点はその場で講師に質問することができます。
【教室数日本一の小学生向けプログラミング教室】(※1)
全国2,700教室以上の教室が開校しており、東京・大阪・名古屋といった大都市はもちろん47都道府県全てに展開していますので、お近くの教室がきっと見つかります。
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QUREO(キュレオ)プログラミング教室では、多くの教室で無料体験を実施(※2)しています。「気になるけど受講しようか迷っている」「授業風景を見てみたい」という方は、無料体験を利用して実際の教室の雰囲気を確かめてはいかがでしょうか。
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(※1)小学生対象のプログラミング教室事業者(アプリケーションやゲームの開発を主とするソフトウェアプログラミング系およびロボットプログラミング系を含む)において、プログラミング教室掲載数No.1比較サイト「コエテコ(https://coeteco.jp/)」または各社ホームページにて公開されている教室数を当社にて調査した結果(2022年1月時点)
(※2)一部教室では無料体験を実施しておりません
まとめ
スクラッチでは、直感的にゲームや物語を作れます。キーボードによる文字入力をしなくてもプログラムを作れることがメリットで、お子さんでも扱いやすいです。
無料で利用できるため、興味がある方はまず挑戦してみることをおすすめします。
スクラッチを触ってみて、もっといろいろなものが作りたいと思ったお子さんは、プログラミング教室を活用して学びを深めてみてはいかがでしょうか。
「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」であれば、これからスクラッチを始めるお子さんだけでなく、スクラッチを楽しんでいるお子さんの次のステップとしても、おすすめです。
スクラッチのようにブロックでプログラミングに取り組みながら、本格的なプログラミングの理解を深められます。全国の教室で実施している無料体験は以下の公式ホームページから申し込めるので、ぜひチェックしてみてください。
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