タイピングは、パソコンを使用するうえで基本的なスキルです。入力速度を高めることで、生産性が高まるなどのさまざまなメリットがあります。
しかし、普段パソコンを使っている方や、学校でパソコンの授業を受けている方のなかには、タイピングに苦手意識を持っている方もいるでしょう。
タイピングは、練習次第でスピードを速めることができるため、意識するポイントを押さえて練習し続けることが大切です。
この記事では、小学校高学年から大人の方に向けて、タイピングスピードを速めるためのコツを紹介します。
目次
【基礎編】タイピングスピードを上げる5つのコツ
タイピングを練習し始めた初心者の場合、スピードを上げるために、以下の5つのコツを押さえましょう。
- 両手で全部の指を使って打つようにする
- ホームポジションに指を戻す
- スピードよりも正確さを意識する
- 間違いを気にせずに練習する
- 毎日タイピングの練習を続ける
以下では、それぞれ詳しく紹介します。
両手で全部の指を使って打つようにする
タイピングするときは、なるべく両手で全ての指を使いましょう。
それぞれの指で、キーを押す範囲がある程度決まっています。
特定の指だけ使う場合、遠くのキーを押そうとすると時間がかかり、キーの入力も遅くなります。
両手で全ての指を使ってタイピングすることで、キーの位置を感覚で掴めるようになり、キーボードを見ずに入力できる「タッチタイピング」もしやすくなります。
結果として、素早く文字を打てるようになるでしょう。
ホームポジションに指を戻す
タイピングスピードを高めるためには、「ホームポジション」を押さえておくことが大切です。
ホームポジションとは、キーボードの「F」と「J」の位置を指します。キーに突起物があるため、指の感覚でどこにあるか確認できます。
文字入力を連続でおこなっていると、徐々に指がホームポジションからずれて、入力ミスが増えてしまうことがあります。
連続で文字入力する際も、指をホームポジションに戻すことで、正しい位置にリセットできます。キーボードの位置の感覚を掴みやすくなり、タッチタイピングもしやすくなるでしょう。
スピードよりも正確さを意識する
とくにタイピングを練習し始めたばかりの場合、タイピング速度を上げようとすると、ミスが増えやすくなります。
ミスが多いと、文字の打ち直しに手間がかかってしまいます。
そのため、まずはスピードよりも「正確さ」を意識することを心がけましょう。
正確にタイピングできるようになると、ミスが減り、文字入力の総時間を短縮できます。
間違いを気にせずに練習する
タイピングを上達させるために、正確さを高めることは大切です。しかし、始めは間違いを気にせず、たくさん練習しましょう。
とくに、練習し始めの方や初心者の方は、練習を重ねて、自分のミスの傾向を掴むことがおすすめです。
「自分は『I』の打ち間違いが多いから、右手の位置を見直そう」など、ミスの傾向を知って対策することで、正確さを高められるでしょう。
毎日タイピングの練習を続ける
タイピングの練習は、できるだけ毎日続けることが大切です。
頑張って練習をしても、しばらく練習しない日が続くと、これまでの練習効果が薄れてしまいます。
毎日続けられるように、「晩ご飯の後」「1日5分」など、練習するタイミングや時間を決めておくと良いでしょう。
【上級編】タイピング速度をさらに上げるコツ
すでにタッチタイピングができていて、さらにスピードを上げたい場合は、以下の2つのコツを押さえましょう。
- スピードを意識した練習を続ける
- 変換のタイミングを遅らせる
それぞれ、詳しく解説します。
スピードを意識した練習を続ける
タイピングスピードを上げるためには、速く打つことを意識して、練習を続けることが大切です。
タッチタイピングを習得しても、指の動きがぎこちなければ、入力速度は速くなりません。
スピードを意識した練習方法として、タイピングの文字数と入力時間を計測することをおすすめします。
1分間あたりの平均文字入力数を比較することで、自分の文字入力の速度を把握できます。
ほかにも、苦手なキーなどを克服できるよう集中的に練習することで、文字入力のスピードを高められます。
変換のタイミングを遅らせる
タイピングスピードを上げるためには、「変換」のタイミングを遅らせましょう。
文字の変換をこまめにおこなうと、キー入力の回数が増えるため、文字を入力する時間が長くなります。
例えば、単語ごとに変換すると、必然的に変換回数が増えますが、一文ごとに変換するようにすれば、変換回数を減らすことができます。
ほかにも、文字変換後に「エンターキー」を押して確定させることも、無駄な作業と考えられます。エンターキーを必要最低限に使用することで、さらにスピードアップを図れるでしょう。
タイピングが難しいと感じる場合におすすめの克服方法
タイピングが苦手な人でも、練習することでスピードを上げることが可能です。
効果的な練習方法として、「タイピング用ツール」と「プログラミング教室」の2種類が挙げられます。
ここからは、それぞれ詳しく紹介します。
タイピング用ツールで練習する
Webサイトのなかには、タイピング用の練習ツールが多くあります。
タイピング用の練習ツールは問題数が多く、課題点やミスしやすい箇所なども指摘してくれます。効率良く練習できるので、ぜひ活用してみてください。
さらに、出題ジャンルが豊富であるため、飽きずに練習を続けられる点も魅力です。時間やスコアなどで実力を評価してくれるものもあり、練習のモチベーションを高められるでしょう。
プログラミング教室を利用する
本格的にタイピングスキルを高めたい場合は、プログラミング教室やパソコン教室の利用もおすすめです。
なかには、タイピングスキルの向上に取り組んでいるプログラミング教室もあります。講師の指導を受けながら、実力を高められるでしょう。
費用はかかりますが、その場で疑問点を質問して解決できるメリットがあります。
力を試したい人は「タイピング技能検定」もおすすめ
自分のタイピングスキルを試したい場合は、「タイピング技能検定」を受けてみることをおすすめします。
タイピング検定とは、イータイピング株式会社が実施しているタイピングの検定試験です。
キーボードのタイピング技能を評価する試験で、試験期間中であれば、24時間いつでも受験できます。
8級からスタートし、7級、6級…1級と難易度が上がり、特級が最もレベルが高い試験になります。8級のみ無料で受けることが可能です。
階級 | 料金(税込) |
7級 | 2,750円 |
6級 | 2,750円 |
5級 | 3,850円 |
4級 | 3,850円 |
3級 | 5,500円 |
2級 | 5,500円 |
1級 | 5,500円 |
特級 | 5,500円 |
検定は、タイピングの実力を計測するだけでなく、より高いレベルを目指すモチベーションにも繋がります。
なお、タイピング検定の最年少受験者は、特級で9歳、7級で4歳です。
仕事でPCを使用する大人の方はもちろん、タイピングを学び始めた小学生の子どもでも挑戦できます。
タイピングスピードが速くなるメリットは?
タイピングのスピードが上がるメリットとして、「生産性が高まる」「将来の選択肢が広がる」の2つが例として挙げられます。
ここからは、タイピングスキルを高めるメリットを紹介します。
生産性が高まる
仕事でパソコンを使用する大人の方の場合、タイピング速度が速くなることで、文字入力をおこなう仕事全般の「生産性」が高まります。とくにライティングや資料作成などの仕事に役立つでしょう。
学生の場合も、レポート作成などを短い時間で済ませられます。
また、今後はさまざまな分野の試験で、コンピュータ上でおこなうCBT(Computer Based Testing)化が進んでいくと予測されます。
例えば、大学入学共通テストにおいても受験生がパソコンを使用して解答する方式が検討されています。タイピングスキルが高いと試験でも有利になると考えられるでしょう。
このように基礎的なITリテラシーの一つとして、タイピングの重要性にあらためて注目があつまっています。
大人になってからだと操作を覚えるのに時間がかかる可能性もあるため、早期から適切なスキルを身につけることが大切です。
将来の選択肢が広がる
タイピングが速いと、仕事に活かしやすくなります。
そのため、キャリアアップや副業にも活用できると考えられます。
例えばライティングの職種以外にも、プログラマなど、タイピング速度が重視される仕事の分野はさまざまです。タイピングスキルを上げることで、将来の選択肢を広げることができるでしょう。
ただし、専門的な職種に就くためには、その分野に関する知識やスキルも必要です。あくまで「共通スキル」として、タイピングスキルを高めましょう。
「QUREOプログラミング教室」のタイピングカリキュラムの特徴をご紹介
お子さんに早いうちからタイピング練習や、本格的なプログラミング学習を始めさせるなら、「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」をご検討ください。
「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」のタイピングのカリキュラムの特徴をご紹介します。
アルファベットがわからない初心者のお子さんも楽しく学習
キーボード入力に慣れていない初心者の子どもでも、自学自習形式で自律的に学習を進めることができるよう、ガイドキャラクターが楽しくナビゲーションを行います。アルファベットを知ることから正しい指のポジションまでわかりやすく解説します。
「速さ」と「正確さ」の2軸で採点し、習得するまで繰り返す復習機能
正確なタイピングを身につけるために、入力を「速さ」と「正確さ」の2軸で採点し、基準に達するまで復習を繰り返します。基準をクリアするまで次のレッスンに進めないようになっており、1レッスンずつ確実に進めることで、「速さ」と「正確さ」を備えたタイピングの習得を目指します。
効率的に身につけるための学習段階と豊富なレッスン量
「QUREOプログラミング教室」の講師の声を集め小学生がつまずきやすいポイントを反映した学習段階を組んでいます。第1弾としてアルファベットの入力からローマ字入力までを習得する107レッスンを公開しており、今後は単語や文章の入力を練習する第2弾の追加も予定しています。
タイピングもプログラミングも学べる「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」
お子さんに本格的なプログラミング学習を始めさせるなら、「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」をご検討ください。
QUREOプログラミング教室の特徴
- 対象学年:小学生以上(小学2年生以上推奨)
- 学習方法:個別指導
- 学習期間:約2~3年
- 受講形態:通学
- 教室数:2,500教室以上
- 開講エリア:全国47都道府県、タイ・マレーシア・中国など
【本格的な小学生向けプログラミング教室】
「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」は、IT企業サイバーエージェントグループと、学習塾を運営するスプリックスが共同開発した本格的なプログラミング教室です。
全国2,500教室以上もの教室が開校しており、小学生から本格的なプログラミング学習に取り組めます。
大学入試を見据えた本格的なカリキュラムを導入しているため、将来的に大学受験を考えているお子さんには最適なプログラミング教室です。
また、学習が進むにつれプログラミングにおける重要な概念を学ぶことができる設計になっており、論理的に考える力もどんどん鍛えられていきます。
【ゲーム感覚で楽しみながらプログラミングが学べる】
また、使用する教材にはストーリー性があり、魅力的なキャラクターが登場するなど、ゲーム感覚で楽しみながら学習に励むことができます。
本物のゲームのような教材のため、机に向かっての勉強に苦手意識があるお子さんでも、無理なくプログラミングの基礎知識を身に付けられるでしょう。
【個別指導で講師のサポート付き】
さらに、それぞれの理解度に合わせた個別指導が受けられる点も魅力です。
自宅学習でプログラミングを学ぶと躓いて挫折しがちですが、「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」に通えば、疑問点はその場で講師に質問することができます。
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※QUREOプログラミング教室の無料体験の流れについてはこちらをご覧ください
まとめ
「生産性が高まる」「将来の選択肢が広がる」など、タイピングの速度を上げることによるメリットはさまざまです。
文字入力のスピードは、努力次第で上げられるため、練習を続けることが大切です。
小学生のお子さんにタイピングスキルや、プログラミングに関する基礎を身につけさせたい場合は、QUREO(キュレオ)プログラミング教室を検討してみてはいかがでしょうか。
QUREO(キュレオ)プログラミング教室には、プログラミングの講座だけでなく、タイピングに関するカリキュラムもあります。
全国の教室で実施している無料体験は、以下の公式ホームページからお申し込いただけます。ぜひ一度、チェックしてみてください。