プログラマを目指している場合、新卒入社だと様々なメリットを享受できる可能性がありますが、もちろん、転職などで未経験から目指すことも可能です。
未経験でプログラマを目指す場合は、現場で使える知識や技術を身につけることが大切になります。
この記事では、未経験からプログラマになる方法などについて紹介していきます。
目次
未経験からプログラマーになるための方法
未経験からプログラマになるには、新卒でIT業界やIT関連部署に入ると、充実した研修制度を受けられるなど、様々なメリットがある場合があります。
しかし、既に別の分野で働いている方でプログラマを目指している場合は、新卒入社以外の方法を考えなければなりません。
以下、新卒入社以外でプログラマになる方法として挙げられるものです。
- 第二新卒で入社する
- 中途採用で入社する
- アルバイトやインターンから始める
- 独学で学びフリーランスになる
ここからは、それぞれ詳しく紹介していきます。
第二新卒で入社する
新卒で入社できなくても、第二新卒でプログラミングに関わる企業へ入社することはできます。
企業によっては、若い人材で、新卒よりも社会人経験がある第二新卒の採用に力を入れていることがあります。
また、第二新卒で入社する場合、そこまでの実績を求められることはないでしょう。
ただし、その分、プログラミングに関する知識やスキルを身につけておき、自己PRできるように準備しておくことが大切です。
中途採用で入社する
第二新卒の時期が過ぎると、転職(中途採用)でIT業界に入社するのが一般的な流れです。
この場合、実績やスキルが求められる企業もあるため、未経験の場合だと転職が成功する難易度は高くなるでしょう。
そのため、企業側が採用したいと思うようなメリットをアピールできるようにしなければなりません。
例えば、プログラマになるために勉強したり、資格を取ったりすることなどがあります。
また、実際に開発したものを紹介できるようになると、具体的なアピールができて良いでしょう。
アルバイトやインターンから始める
プログラマを採用している企業の中には、アルバイトを募集しているケースがあります。
正社員よりも比較的ハードルが低いアルバイトで入社し、正社員に登用してもらう機会を狙うのも1つの手段と言えるでしょう。
また、アルバイトであれば、正社員よりも求められるスキルが低いため、未経験でも入社しやすい可能性があります。
独学で学びフリーランスになる
プログラマになるためには、必ずしも会社員になる必要はありません。
独学でプログラミングを学び、実績を作ることでフリーランスのプログラマになる方法もあります。
なお、実績のない人がフリーランスとして働くことは、一般的な企業で働くよりも、仕事を受けることが難しく、不安定になる可能性もあるので注意が必要です。
しかし、フリーランスの場合、好きな時間や場所を選んで働けるメリットがあります。
また、独学でフリーランスになるのが難しい場合は、既にフリーランスやプロとして働いているプログラマから、直接プログラミングを学ぶ方法もあるかもしれません。
未経験からプログラミングを学ぶ際にするべき3つのこと
未経験でプログラミングを学習する際、必要な心構えや準備があります。
準備段階として最初にしておきたいことは、以下の3つです。
- プログラミングの定義や意味を知る
- プログラミングで実現できることを理解する
- パソコンを用意するなど学習環境を整える
ここからは、それぞれ詳しく紹介していきます。
プログラミングの定義や意味を知る
プログラミングを学習するときは、まず「プログラミングとは何か」を把握することが大切です。
事前にプログラミングの定義や意味を知っておくことで、学習の効率が高くなるからです。
そもそもプログラミングとは、「コンピュータに実行する命令を与えること」を指します。
コンピュータは自分で意思を持って動くことはできないので、人間が動く仕組みを作り指示を出す必要があるのです。
「プログラミングとは何か」という概要を正しく理解することで、どのようにコードを書けば良いか判断しやすくなるなど、より効率的に学習できるでしょう。
プログラミングで実現できることを理解する
未経験でプログラミングを学習する場合、「プログラミングで実現できること」を理解することも大切です。
「自分がプログラミングによって何ができるようになるのか」「どのようなものを作ることができるのか」を明確にイメージすることで、よりプログラミングを理解しやすくなります。
また、プログラミングで実現できることを理解することで、プログラミングを学習する目的を明確にしやすいです。
学習した先にあるものを明確にイメージできるようになれば、学習意欲を保ちやすくなるでしょう。
パソコンを用意するなど学習環境を整える
未経験でプログラミングを学ぶ際は、本やネットで得た情報を実践することが大切です。
例えば、参考書を眺めているだけよりも、コードを書いて実践するほうが、効率良く学習を進められます。
そのためにも、事前にプログラミングができるパソコンを用意するなど、学習環境を整えることがおすすめです。
基本的にパソコンはWindowsとMacのどちらでも構いませんが、プログラミング言語によって相性があるので、注意が必要です。
未経験からプログラミングを学習する方法
未経験からプログラミングを学習する場合、一般的に言われている代表的なものとして、次の3つの方法があります。
- 市販の本による独学
- Webサイトによる独学
- 初心者向けのプログラミング教室へ通う
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、特徴を押さえて自分に合う方法を見つけましょう。ここからは、それぞれの特徴について紹介します。
市販の本による独学
市販の本(参考書)を使う方法は、数千円程度で参考書を購入できるので、学習にかかるコストはそこまで高くありません。
しかし、参考書の場合、自分で疑問を解決するのに時間がかかったり、つまずいたポイントが分かりにくかったりすることが多いです。
参考書のみで学習を進めた場合、手詰まりしてしまう可能性が高く、挫折しやすいデメリットもあります。
市販の本を使用する学習方法は、ある程度プログラミングの知識を身に付けた後に、逆引きする役割で使うのがおすすめです。
Webサイトによる独学
プログラミングの学習方法として、Webサイトを使って独学する方法もあります。
無料のWebサイトであれば費用をかけずに学習が始められる点がメリットですが、ある程度の検索能力がないと適切に学習を進められない点には、注意が必要です。
しかし、無料のWebサイトの場合、参考書よりもコストをかけずに学習できるため、とりあえずプログラミングがどんなものか学びたい場合に向いています。
また、プログラミングの現場でも自分で調べてコードを書くことはよくあるため、予め検索能力を身につけておくことは大切です。
初心者向けプログラミング教室へ通う
最後に、プログラミング教室へ通う方法をご紹介します。
本格的にプログラミングの学習を進めたい場合は、初心者向けのプログラミング教室に通うことがおすすめです。
プログラミング教室であれば、必要なカリキュラムが用意されているので、より効率的に学ぶことができます。講師のサポートがあり、その場で疑問点を質問して解決できる点も魅力的です。
また、同じプログラミング教室に通う生徒同士で、コミュニケーションを取りながら勉強できるので、モチベーションを保ちやすく、挫折しにくいでしょう。
ただし、ほかの方法と比較すると費用が高くなる可能性があるので、注意が必要です。
未経験でも最低限押さえておきたい代表的なプログラミング言語
未経験からプログラミングを学習する際は、メジャーなプログラミング言語の種類と特徴を押さえておくと良いでしょう。
ここからは、事前に押さえておきたい、代表的なプログラミング言語を紹介します。
プログラミング言語 | 特徴 |
HTML/CSS | ・HTMLとCSSのいずれもWebページを作るプログラミング言語 ・HTMLはWebページのタイトルや見出しなどの構造を記述する ・CSSはWebページのレイアウトを指定するための言語 |
JavaScript | ・Webサイトなどに動きを入れるために使われるプログラミング言語 ・操作に応じてさまざまな処理を組み込むことができる |
PHP | ・Webコンテンツを作成するときに使われるプログラミング言語 ・ECサイト・SNSなどに利用されることが多い ・Web開発に特化している |
Python | ・機械学習・AI開発などの分野で使われることが多いプログラミング言語 ・計算や統計処理で使用できるライブラリが豊富で、プログラムを組みやすい |
Ruby | ・短い記述でコーディングできるため、手軽にプログラミングをおこないやすい言語 ・さまざまなアプリケーションやサイトを作成できる ・日本で開発されたプログラミング言語 |
Swift | ・Appleが開発したプログラミング言語 ・処理速度が速いのが特徴 ・iOSやMac OSに対応したアプリを作成できる ・ほかの言語との相互性が高く利用しやすい |
プログラミング言語はほかにもたくさんあります。さらに詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。
「プログラミング初心者は何から始めるべき?勉強の流れや学習方法について解説」
未経験からプログラミングを始める際に注意すべきポイント4つ
未経験でプログラミングを学習する際、疑問点をすぐに解決できない場合や、上手く学習を進められないときに挫折しやすいでしょう。
そのため、プログラミング学習を始める際に注意したいことを以下に紹介します。
- 手当たり次第参考書を読み漁る
- コードを理解せず丸暗記しようとする
- 漠然とした思いつきで学習を始める
- 高すぎる目標を設定する
ここからは、各ポイントについて紹介していきます。
手当たり次第参考書を読み漁る
プログラミングの参考書は種類が多いですが、手当たり次第に何でも参考書を読めば良いというわけではありません。
プログラミング言語の種類は多いので、その分参考書も多くあります。
目的や言語を定めずに勉強を始めようとすると、どの参考書を選べば良いか分からなくなる可能性があるので、注意が必要です。
また、手当たり次第に参考書を読み漁るだけでは、知識をインプットできても、アウトプットできないため、スキルは身に付きにくいといえるでしょう。
コードを理解せず丸暗記しようとする
プログラミングは、適切にコードを書けば、その通りに動作します。
そのため、最初はコードを丸暗記するという勉強法もありますが、学習方法としてはおすすめではありません。
もちろん、ある程度のコードを暗記する必要はありますが、仕事の現場では検索しながら進めることが多いです。また、コードを暗記するよりは、「コードの意味」を理解することのほうが大切です。
コードの意味を理解せずに、すべて丸暗記しようとすると、覚えることが多すぎて挫折しやすいので、注意してください。
漠然とした思いつきで学習を始める
プログラミングのスキルがあれば、仕事の選択肢が広がるなど様々なメリットがあるでしょう。
しかし、プログラミングは目的に合った言語を学ぶ必要があるので、思いつきで学習を始めると、学習した内容が自分の役に立つかわからなくなる可能性があります。
せっかく学習しても、それが無駄になってしまうと学習のモチベーションは低下してしまいます。
そのため、漠然とした思いつきで始めると挫折しやすいので注意してください。
高すぎる目標を設定する
プログラミングを学習するときは、目的を明確にした上で、適切な目標を設定することが大切です。
しかし、高すぎる目標はかえってモチベーションの低下に繋がる可能性があるので、注意しましょう。
最終的な目標に繋がるような小さな目標を立てて、少しずつ達成に向けて積み重ねていく方法がおすすめです。
また、プログラミングは学習にかかる時間は長いため、長続きできるような目標を作成することが大切です。
プログラミングは子どものうちから学ぶことがおすすめ
プログラミングは、なるべく早い段階から学習することがおすすめです。
子どものうちからプログラミングを学習するメリットとして、次の5つです。
- 小学校のプログラミング授業の事前準備ができる
- 今後の社会で必要な基礎教養が身に付く
- 大学入試に役立つ
- 将来の選択肢が増える
- 創造性などさまざまな能力が育つ
小学校では2020年度、中学は2021年度、高校は2022年度からプログラミング教育が必修化されています。
そのため、幼いうちからプログラミングを学べば、学校の授業に対して事前準備ができるでしょう。
また、これからはIT社会を生き抜く力が求められます。今後の社会では、プログラミングの基礎的な知識などが求められるため、子どものうちから抵抗をなくしておくことが大切です。
さらに、大学入試では2025年より、プログラミングを含む「情報」が新教科として出題されることが決まっています。
そのほか、プログラミングの知識は、IT関連をはじめとした様々な仕事に活かしやすく、将来の選択肢も増えます。
プログラミング学習を通して、プログラミング的思考や問題解決能力など普段の生活の中でも役立つ能力が身に付きやすい点も、子どものうちから学んでおくメリットの一つです。
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まとめ
未経験からプログラマになる方法はいくつかあります。
しかし、いずれの方法にしても、プログラマになるためにはプログラミングの勉強が必須です。
プログラミングを学習するためにはまず、学習環境を整えて、自分に合った方法で勉強しましょう。
また、プログラミングは、なるべく子どものうちから学習し始めるのがおすすめです。
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