BLOG
  • プログラミング教育
  • 小学生・子供のプログラミング

ビジュアルプログラミングとは?仕組みや種類・使用するメリットを解説

ビジュアルプログラミングを学ぶ子供

「ビジュアルプログラミング」という言葉を聞いたことがあるものの、実際どのようなものかわからない方もいるでしょう。

ビジュアルプログラミングとは、テキストを書かずに視覚的にプログラミングできる方法です。

幼い子どもでも利用できる方法であるため、これから小さなお子さんにプログラミングを学ばせたい場合におすすめです。

この記事では、ビジュアルプログラミングの概要や学習のメリットについて、わかりやすく紹介します。

なるべく早い段階でお子さんにプログラミング学習を始めさせたいと考えている保護者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

ビジュアルプログラミングの特徴について

ビジュアルプログラミングとは、図形やイラストを組み合わせてプログラミングをする方法です。

いわゆる黒い画面に文字を書いていくテキストプログラミングとは異なり、視覚的にわかりやすくプログラムを作ることができます。

文字を使わずにプログラミングできるものもあり、小さな子どもでも学びやすい点が魅力です。

ビジュアルプログラミングには以下のようなツールがあります。

 

ツール名

特徴

Scratch(スクラッチ)

ブロックを組み合わせてゲームやアニメーションなどを作れる

Viscuit(ビスケット)

自分が描いたイラストを動かせる

MoonBlock(ムーンブロック)

ブロックを組み合わせてゲームなどを作ることができる

Springin’(スプリンギン)

絵や写真にボタンで条件をつけて、ゲームや絵本を作ることができる

MESH(メッシュ)

身近なものと、センサーやスイッチなどの機能を組み合わせてプログラミングし、さまざまなアイデアを形にできる

 

ビジュアルプログラミングの3つの種類

ビジュアルプログラミングには大きく分けて以下の3つの種類があります。

  • ブロックタイプ
  • フロータイプ
  • 独自ルールタイプ

それぞれの特徴について、詳しく紹介します。

ブロックタイプ

ブロックタイプは、指示の書かれたブロックを組み合わせてプログラムしていくタイプです。

それぞれのブロックには「180度回す」「エンターキーを押されたとき」など、条件や具体的な動作が書かれており、これらを組み合わせることで、キャラクターや背景を動かすことができます。

ブロックの組み合わせや順番を変えることで動きが変化するので、トライアンドエラーを繰り返しやすくなっています。ブロックタイプでは、アニメーションやゲームを直感的に作成できるなど、作れるものが幅広いです。

なお、ブロックタイプでプログラムが書けるツールとして、Scratch(スクラッチ)が挙げられます。

ブロックタイプでは、テキストプログラミング言語の構造に近いプログラミングができるので、本格的なプログラミング学習の準備にもおすすめです。

※プログラミングを学べるScratch(スクラッチ)って何?使い方や人気の理由を解説!

フロータイプ

フロータイプは、指示や機能の書かれたアイコンを線で繋いでプログラミングしていくタイプです。

順序関係や論理構造を視覚的にとらえやすく、フローチャートを作るようにプログラムを書けます。

フロータイプのプログラミングツールとしては、MESH(メッシュ)があります。

独自ルールタイプ

独自ルールタイプとは、ブロック・フロータイプ以外の、独自のルールを持つタイプです。

ブロック・フロータイプより、直感的にプログラムが作れるように工夫されているものも多いです。

有名なツールのなかでは、Viscuit(ビスケット)が独自ルールタイプにあたります。

Viscuit(ビスケット)は、イラストを書いた後に、「メガネ」と呼ばれるツールでそのイラストの動き方を指示することで、思いどおりの動作をさせることができます。

メガネ内でイラストをドラッグするだけで動きをつけられ、文字を入力する必要がないので、小さな子どもでもプログラミングを体験できる点が魅力です。

※Viscuit(ビスケット)の特徴とは?子どものプログラミング学習におすすめな理由を紹介

ビジュアルプログラミングを使用するメリット

ビジュアルプログラミングを学ぶメリットとして、主に以下の4つが挙げられます。

  • 直感的にプログラミングを始められる
  • 複雑な問題を論理たてて考えられる力が身につく
  • 途中でつまずきにくい
  • テキストプログラミングの学習がしやすくなる

それぞれ、詳しく解説します。

直感的にプログラミングを始められる

ビジュアルプログラミングでは、ブロックを組み合わせたり、線で繋いだりしてプログラムを作るので、直感的に操作できます。

マウス操作がメインとなるので、キーボートタイピングに慣れていないお子さんでも始められます。

また、複雑な構文を暗記する必要がないので、学習のハードルが下がり、小さな子どもでも取り組みやすいところが嬉しいポイントです。

複雑な問題を論理立てて考えられる力が身につく

ビジュアルプログラミングを学ぶことで、今後、複雑な問題を論理立てて考える力を身につけられます。

ビジュアルプログラミングを通して、思いどおりの動きができなかったときに試行錯誤する癖がつくからです。

実際に、ビジュアルプログラミングを学んだ学生は、複雑な問題への苦手意識が減ったという研究結果も出ています。また、有意差こそ出なかったものの、ビジュアルプログラミングの学習後は、思考力テストの結果がやや上がったという結果もあります。

途中でつまずきにくい

ビジュアルプログラミングは、途中でつまずきにくい点もメリットです。

テキストプログラミングの場合、1文字間違えるだけでエラーが出てしまいます。

エラーの原因がなかなか見つからず、せっかく書いたプログラムがなかなか動かないことがあり、思うように制作が進まないと挫折の原因になります。

対して、ビジュアルプログラミングの場合、もともとあるブロックを組み合わせたり、パーツを繋いだりするので、打ち間違いによるエラーは出にくいです。

想定と違ったとしても動くパターンが多いので、挫折しにくい点もメリットの一つです。

テキストプログラミングの学習がしやすくなる

ビジュアルプログラミングを先に学習させることで、後のテキストプログラミングを学びやすくなります。

ビジュアルプログラミングをおこなうなかで、プログラミングの基礎的な考え方が自然と身につけられるためです。

直感的に楽しみながら学べるので、将来、本格的なプログラミング学習をおこないたいお子さんにもおすすめです。

ビジュアルプログラミングを学ぶ際の注意点

小さな子どもにとってビジュアルプログラミングを学ぶメリットは多いですが、ある程度知識を身につけた場合、以下のような注意点があります。

  • シンプルな変更や微調整にも時間がかかる
  • 検索しにくい

それぞれ詳しく解説します。

シンプルな変更にも時間がかかる

ビジュアルプログラミングの場合、シンプルな変更や微調整にも時間がかかります。

小さな変更をするにも、ブロックや線を一から繋ぎ直さなければいけないこともあるからです。

中学生などでプログラミングの基礎を習得したレベルになると、微修正をするには、テキストプログラミングのほうがやりやすいケースもあります。

検索しにくい

ビジュアルプログラミングの場合、検索しにくい点もデメリットです。

複雑な動作を実行しようとすると、コードは長くなっていきます。例えば、ブロックの数が多くなったり、繋ぐ線の数が増えたりするなど、直したい場所を探す作業は大変です。

現時点で、ビジュアルプログラミングには、組んだ後のブロックを検索する機能がありません。

そのため、変更する場所を自力で細かく探していかなければならないとき、不便に感じるでしょう。

複雑化したプログラムを作ったり修正したりする場合は、テキストプログラミングのほうが便利です。

ビジュアルプログラミングを体験するならプログラミング教室を検討しよう

ビジュアルプログラミングは、ブラウザ上でも始められます。

しかし、初めて取り組む場合や本格的に学びたい場合は、プログラミング教室を利用するのがおすすめです。

プログラミング教室では、カリキュラムに沿って、段階的にレベルを上げて課題に取り組めるので、実力を伸ばしやすいメリットがあります。

自力で学習を始める場合、そもそも何が作りたいのか、何ができるのかわからず手が止まってしまうお子さんも多いでしょう。

その点、少しずつできることを増やしていけるカリキュラムがあれば、スムーズに学習を進められます。

また、わからないところは講師にすぐ質問できるので、途中で挫折するリスクを軽減できます。

自分の思いどおりに動かず、直し方のヒントもないと、お子さんが飽きてしまうこともあります。

そこで、講師に直接質問することで疑問を解決でき、また次の作品を作るモチベーションも湧いてくるでしょう。

さらに、プログラミング教室には一緒に学ぶ仲間もいます。モチベーションを保ちやすく、学習を継続しやすい点もメリットです。

子ども向けのプログラミング教室ならQUREO(キュレオ)プログラミング教室がおすすめ

QUREO(キュレオ)プログラミング教室

お子さんに本格的なプログラミング学習を始めさせるなら、「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」をご検討ください。

QUREOプログラミング教室の特徴

  • 対象学年:小学生以上(小学2年生以上推奨)
  • 学習方法:個別指導
  • 学習期間:約2~3年
  • 受講形態:通学
  • 教室数:3,000教室以上
  • 開講エリア:全国47都道府県、タイ・マレーシア・シンガポールなど
  • カリキュラム:基本の「ビジュアルプログラミングコース」、応用の「テキストプログラミングコース」

 

【本格的な小学生向けプログラミング教室】

プログラミングの基礎30概念

「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」は、IT企業サイバーエージェントグループと、学習塾を運営するスプリックスが共同開発した本格的なプログラミング教室です。

小学生から本格的なプログラミング学習に取り組めます。大学入学共通テストを見据えた本格的なカリキュラムで実力がつくので、大学進学にも役立つプログラミング教室です。

 

【ゲーム感覚で楽しみながらプログラミングが学べる】

使用する教材にはストーリー性があり、魅力的なキャラクターが登場するなど、ゲーム感覚で楽しみながら学習に励めます。お子さんが楽しく継続して学べるように、1回の授業で平均して3~4つの作品を作りながらプログラミングの基礎を学びます。机に向かっての勉強に苦手意識があるお子さんでも、無理なくプログラミングの基礎知識を身につけられるでしょう。

また、正しいキーボードタイピングを習得できるタイピングレッスン機能もあります。

 

【マインクラフトでプログラミングの世界を体験】

最初の3ヶ月は、教育版マインクラフトを使った教材を使用し、プログラミングの導入部分を学習していきます。
マインクラフトの世界の中にあるミッションをクリアしながら学習していくため、お子さまが夢中になって進められます。
マイクラの中でのプログラミングは、日本語のブロックを組み合わせることで出来るため初めてでも簡単!

マインクラフトでの導入部分が終わった後は、さらに本格的なプログラミング学習に挑戦出来るようになっています。

 

【個別指導で講師のサポート付き】

プログラミングの個別指導の様子

さらに、それぞれの理解度に合わせた個別指導が受けられる点も魅力です。自宅学習でプログラミングを学ぶと躓いて挫折しがちですが、「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」に通えば、疑問点はその場で講師に質問することができます。

 

【教室数日本一の小学生向けプログラミング教室】(※1)

全国3,000教室以上の教室が開校しており、東京・大阪・名古屋といった大都市はもちろん47都道府県全てに展開していますので、お近くの教室がきっと見つかります。

 

【無料体験も実施中!】

QUREO(キュレオ)プログラミング教室では、多くの教室で無料体験を実施(※2)しています。「気になるけど受講しようか迷っている」「授業風景を見てみたい」という方は、無料体験を利用して実際の教室の雰囲気を確かめてはいかがでしょうか。

お気軽にお問い合わせください!無料体験のお問合わせはこちら

QUREOプログラミング教室の無料体験の流れについてはこちらをご覧ください

(※1)小学生対象のプログラミング教室事業者(アプリケーションやゲームの開発を主とするソフトウェアプログラミング系およびロボットプログラミング系を含む)において、プログラミング教室掲載数No.1比較サイト「コエテコ(https://coeteco.jp/)」または各社ホームページにて公開されている教室数を当社にて調査した結果(2024年8月時点)

(※2)一部教室では無料体験を実施しておりません

まとめ

ビジュアルプログラミングとは、テキストを書かずに視覚的にプログラムを作成できる方法です。

ブロックや線をつなぐなど直感的な操作ができるので、子どもでも理解しやすいメリットがあります。

論理的思考力を伸ばすことができ、今後テキストプログラミングを学ぶ際にも役に立つので、お子さんのプログラミング学習の第一歩としておすすめです。

お子さんにビジュアルプログラミングを楽しみながら学ばせるなら、プログラミング教室を活用してみてはいかがでしょうか。「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」であれば、お子さんでもゲーム感覚で楽しく理解を深められます。

全国の教室で実施している無料体験は以下の公式ホームページから申し込めるので、ぜひチェックしてみてください。

その他の関連記事はこちらから

※プログラミングの難易度はどのくらい?言語別にわかりやすく解説

※小学生向けのプログラミング教材5選!勉強のメリットや選び方のポイントも解説

記事一覧へ