「テキストプログラミング」という言葉を聞いたことがあるものの、どういうものか疑問に思っている方もいるでしょう。
テキストプログラミングとは、プログラムを書く方法の一つで、文字や記号、数字のみでプログラミングすることを指します。詳しくは以下でご説明します。
しかし、テキストプログラミングは、子どもには難易度が高いため、初心者のお子さんの場合は、ほかの方法で学び始めるのがおすすめです。
この記事では、テキストプログラミングの概要を紹介したうえで、具体的な言語の特徴も解説します。
子どもにプログラミングを習わせたい保護者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
テキストプログラミングの概要について
プログラミングと聞くと、PCの黒い画面に文字を打ち込んでいくイメージを持つ方もいるでしょう。
テキストプログラミングとは、プログラムを文字や記号、数字のみで記述するプログラミングの方法です。
テキストコーディングと呼ばれることもあり、コンピューターへ命令するコードを、文字や記号で入力していくものです。
世界中で用いられているプログラミング言語の大多数は、テキストプログラミングに当てはまります。複雑な内容もプログラムできる点がメリットです。
しかし、テキストプログラミングは、小さな子どもには難易度が高いと言えます。
テキストプログラミング言語にはどんな種類がある?
ここからは、プログラミング中上級者のお子さん向けに、テキストプログラミング言語で、代表的な4つの言語を紹介します。
今は初級のお子さんも将来学ぶ際の参考にしてみてください。
- PHP
- JavaScript
- Python
- Swift
プログラミング言語は人間が話す言葉と同様に、さまざまな種類があります。それぞれ、得意なことが異なるので、興味に合わせて選びましょう。
PHP
PHPは、WebアプリやWebサービスの開発に特化した言語です。
ブログ作成やWebサイトの管理をおこなうシステム「CMS」として有名なWordPressは、PHPで開発されています。
WordPressは全世界のサイトの43.0%を構築しています。
また、Web関連で広く使われる言語であることから、参考書や解説したWebページが多数公開されているのも特長です。
JavaScript
JavaScriptは、Webサイトに動きをつけることができ、WebサイトやWebサービスの開発が得意な言語です。ユーザーが直接触れる部分(フロントエンド)の開発に加え、Node.jsという環境を整えればデータベースなどのさわれない部分(サーバーサイド)も対応できる点が特長です。
国内外での需要も高く、現在よく利用されている言語の1つになります。
Python
Pythonは、データの分析やAI(人工知能)の開発に適していると言われている言語です。比較的文法がシンプルだと言われており、少ない行数でコードを簡潔に書けるのが特長です。
大量のデータ処理が得意と言われているため、機械学習やデータマイニングをしたい人にも適しています。
Swift
Swiftは、Apple社が発表しているプログラミング言語であり、iOSやOS Xなどのアプリ作成が得意です。
処理速度が早く、不具合が起こりにくいと言われており、学びやすい言語と言えるでしょう。iPhoneなどのApple社製品に関するアプリ開発をしたい方にぴったりです。
初心者の子どもにおすすめのビジュアルプログラミングとは
テキストプログラミングの場合、子どもにとっては難しすぎて挫折してしまう恐れがあります。そこで、初心者の子どもにもおすすめしたいのが「ビジュアルプログラミング」です。
ビジュアルプログラミングは、図形やイラストを組み合わせてプログラミングをする方法です。
具体的には以下のような種類があります。
言語 | 特徴 |
Scratch | ・ほとんどマウスでプログラミングできる ・子どもでも簡単にオリジナルゲームを作成できる ・世界中で最も使われているプログラミング学習ソフト |
Viscuit | ・シンプルな設計であり、プログラミングの初歩を学べる ・文字を使わずに描いた絵を使ってプログラムを作れる |
MakeCode | ・ブロックを組み合わせてコーディングできる ・テキストエディタでは、JavaScriptで内容が表示されるため、プログラミング言語も学びやすい ・別途micro:bitというマイコンの購入が必要となる |
直感的に学べて、視覚的にわかりやすくプログラムを作れます。そのため、小さなお子さんでも楽しく取り組めるでしょう。
ビジュアルプログラミングについては、以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
子どものうちからプログラミングを学ぶメリット
子どものうちからプログラミングを学び始めるのには、多くのメリットがあります。
ここでは、代表的なものを5つ取り上げて紹介します。
- 将来、テキストプログラミングが学びやすくなる
- 今後の社会で必要な基礎教養が身につく
- 大学進学のときに役立つ
- 将来の選択肢が増える
- 創造性などさまざまな能力が育つ
将来、テキストプログラミングが学びやすくなる
ビジュアルプログラミングでプログラミングの基礎概念をおさえておくと、将来テキストプログラミングが学びやすくなるでしょう。
実際、「ビジュアルプログラミングを学んだ生徒は複雑な問題に対する苦手意識が減った」という研究結果もあります。また、同研究では有意差こそなかったものの、思考力テストの結果がやや上がりました。
ビジュアルプログラミングに早期に触れることでプログラミング的思考が自然にできるようになり、将来のプログラミング学習が有利になると考えられます。
今後の社会で必要な基礎教養が身につく
情報技術は現代において、あらゆる業界の基盤になってきています。
パソコンやスマートフォンといったICT機器の一人一台の所有や、Webサービスを活用することが一般的になっています。
今後、社会のIT化は益々加速することが予想されており、プログラミングの知識やICT機器のリテラシーは、特定の業界でのみ役立つものではなく、IT化が進む社会で生きていく限り、一生役立つスキルです。
大学進学のときに役立つ
2022年度から高等学校の必修科目に「情報Ⅰ」が追加され、全ての高校生がプログラミングを学ぶことになりました。
また2024年度から、大学入学共通テストでプログラミングを含む「情報」が新教科として出題されることが文部科学省により決定されています。
つまり、これから大学進学を目指すお子さんにとって、プログラミングに関する内容を勉強することが必須になったということです。
そのため、子どものうちからプログラミングを学んでおくことで、大学入試の備えになるということはメリットと言えます。
将来の選択肢が増える
プログラミングの知識を身につけることで、IT業界を始めとするさまざまな企業への就職に活かすことができます。
とくに、IT業界で活躍するプログラマやエンジニアは、これから需要が大きく高まることが予想される業種です。
IT人材は国内で不足しており、今後人口全体が減少していくことも予測されていることから、さらにその不足度合いは進むといわれています。
また、現在は、どの業界もプログラミングを用いた商品やサービスを多く扱っているため、プログラミングの知識は、IT業界だけでなく、ほかの業界への就職にも活かすことができます。
プログラミングの知識は、これからの社会人にとって身につけておきたい力です。
創造性などさまざまな能力が育つ
プログラミングを学ぶことで、一般的には以下の能力が育つといわれています。
- プログラミング的思考
- 問題解決能力
- 想像力・創造力
物事を順序立てて考えることができる「プログラミング的思考」はさまざまな分野で活かすことができる能力だと言われています。
自らの力で「問題を解決する力」は、試行錯誤を繰り返してプログラムを完成させる過程で鍛えられるでしょう。
そのほか、自分が考えたことを実現するためにどうしたら良いかを探ることで「創造力」が身につきます。どのようなプログラミングをおこなえば、思いどおりの動作ができるかとイメージを膨らませることで「想像力」を育むこともできるでしょう。
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大学入試を見据えた本格的なカリキュラムを導入しているため、将来的に大学受験を考えているお子さんには最適なプログラミング教室です。
また、学習が進むにつれプログラミングにおける重要な概念を学ぶことができる設計になっており、論理的に考える力もどんどん鍛えられていきます。
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また、使用する教材にはストーリー性があり、魅力的なキャラクターが登場するなど、ゲーム感覚で楽しみながら学習に励むことができます。
本物のゲームのような教材のため、机に向かっての勉強に苦手意識があるお子さんでも、無理なくプログラミングの基礎知識を身に付けられるでしょう。
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まとめ
テキストプログラミングとは、文字や数字を使ったコードを画面上に打ち込み、プログラムを作成する方法です。
言語にはさまざまな種類があるので、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
ただし、小さな子どもが学ぶには難易度が高いため、先にビジュアルプログラミングを学ぶことをおすすめします。
また、なるべく早いうちからお子さんにプログラミングスキルを身につけさせたいなら、プログラミング教室を活用してみてはいかがでしょうか。
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